管理栄養士コラム星に願いを、食卓に彩りを 〜七夕の行事食と、夏を乗り切る栄養〜
一年に一度の七夕にちなんだ行事食と、暑さで体力を消耗しやすいこの時期を元気に乗り切るための工夫をご紹介します。
七夕メニュー
★七夕ちらし寿司
★すまし汁
★揚げなすとかぼちゃのごまだれかけ
★抹茶寒天
ちらし寿司は、みょうがと大葉を混ぜ込んださわやかな酢飯に、旨味たっぷりの鶏そぼろ、鮮やかな錦糸玉子、枝豆とでんぶで星空と天の川に見立てました。目でも楽しんでいただきながら、みなさま、とても美味しそうに召し上がってくださいました。
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「彩り」がもたらす栄養
料理に様々な色を取り入れることは、見た目の美しさだけでなく、栄養バランスを向上させる効果があります。食材の「色」はそれぞれ異なる栄養素の指標にもなっています。七夕メニューを彩る食材の「栄養素(色のパワー)」をご紹介します。
• 【緑と黄】のパワー(枝豆・大葉・かぼちゃ・卵)
かぼちゃや大葉に含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を保護して免疫力を高めます。また、枝豆はビタミンB1が豊富で、糖質をエネルギーに変え、夏バテ特有の「だるさ」を解消します。
• 【紫と赤】のパワー(なす・みょうが・でんぶ)
なすの皮に含まれる「ナスニン」やみょうがの成分は、強い抗酸化作用を持つポリフェノールの一種です。夏の強い紫外線による細胞のダメージ(いわゆる“体のさび”)を防ぎ、血管の健康を保つサポートをしてくれます。
夏特有の「酸味」と「薬味」の役割
七夕ちらし寿司には、みょうがと大葉という「薬味」を酢飯に混ぜ込みました。 蒸し暑い時期は、どうしても消化液の分泌が低下し、食欲が落ちてしまいがちです。しかし、酢に含まれる「クエン酸」は、唾液や胃液の分泌を促して食欲を増進させるだけでなく、疲労物質の代謝を促すため、疲労回復に非常に効果的です。さらに、みょうがや大葉の特有の香り成分には、胃腸の働きを活発にし、殺菌効果を高める作用もあります。
季節を感じながら楽しく食事をすることは、心と体の元気につながります。しっかり食べて、暑い夏を元気に乗り切りましょう。
(今回の掲載写真は第二さかえの里にご協力いただきました。)
さかえの里 管理栄養士 宇治


