在宅介護のワンポイント① ベッドの背上げでずり落ちて来たら
大型連休を控え、皆さまも楽しい予定がおありでしょうか?田植えも始まりますね。
自宅での介護を続けるためは、「介護者自身」の心身の健康を保つこと、「頑張りすぎない」「一人で抱え込まない」ことが最も大切なポイントです。
そこで、日々の介護に役立つちょっとしたワンポイントアドバイスをご紹介します。今回ご紹介するのは、どのお家にでもある「ビニール袋」の活用方法です。
私たちがお伺いした際によく、「ベッドを背上げにすると、だんだん下の方ににずり落ちてくるけど、上へ戻すのはどうやったら楽にできるの?」とご相談をうけることがあります。
確かに無理に腕の力などで身体を引き上げると、かなりの力が必要なので介護者が腰を痛めたり、ご本人も痛かったり服や寝具とこすれて皮膚をいためることがあります。
そんな時は、服と寝具の摩擦を減らすために、ベッドで寝ている方の身体の下にビニールやポリエチレンの袋(45L位のカサカサした素材のゴミ袋でOK)を敷いて頭側へ滑らせると、利用者の身体の移動が楽になります。小柄な女性でもでき、重たい相手も驚くほど軽く動きます。福祉用具で専用の「スライディングシート」もありますが、無いときには大きめのビニール袋で充分代用することができます。お試しください。
【手順】
① 移動の準備
・介護ベッドの背上げを下げて水平にします。
・膝を上げ、これをテコにして体を横向きにします。転落を避けるため、ベッドのより空いている方に顔を向けるようにします。
・袋を敷きます。まずお尻の下、もう一枚敷くのなら肩の下に、滑らせる方に余裕を持たせて敷いてください。
・膝をテコに、仰向けに戻します。
② 移動
・ベッドの上で頭方向に水平移動させます。
・再び膝を上げ、体を横向きにして袋を取り除きます。
・仰向けに戻して、介護ベッドの背上げを上げて完了です。